今話題のソラナ(SOLANA)についてわかりやすく解説！なぜソラナはすごい？

Web3の世界に入れば、Solanaという言葉を毎日のように耳にすることになることでしょう。このソラナという暗号通貨は、1秒間に65,000件以上のトランザクションを処理していることをご存知ですか？Solanaはイーサリアムキラーと見なされることが多く、ビットコインやカルダノと並んで人気を集めています。この記事ではなぜこれほどSOLANAが話題になっているのかとその理由を解説していきます。

ソラナとは

SOLANAは2017年に開発された、パーミッションレスでスマートコントラクトに対応した、高速のレイヤー1ブロックチェーンで、イーサリアムやビットコインといった一般的なブロックチェーンで達成される以上のスループット（1秒間当たりのトランザクション数）を、低コストを維持しながら拡張することを目指している、革新的なプロジェクトです。

そしてSOLANAにはSOLというトークンが搭載されており、ビットコインとイーサリアムなどのコミュニティ内での主要プレーヤーになりつつあります。

ソラナの歴史

ソラナはクアルコムの元エンジニア、アナトリー・ヤコヴェンコに2017年に設立されました。彼の目標は、プルーフ・オブ・ワーク（POW）やプルーフ・ステーク・ネットワーク（POS）を追い越すインフラを作ることが始まりでした。

ソラナの強み

以前レイヤー2ブロックチェーンソリューションの記事で紹介した通り、BitcoinやEthereumなどのレイヤー1ブロックチェーンには、一般的に1つの大きな欠点があります。それは、イーサリアムは1秒間に15件以下のトランザクションしか処理できない、スケーラビリティの低さです。

Solanaは、仮想ネットワークをより高速でスケーラブルにすることを目的とした、多くの新しい暗号ソリューションのひとつであり、このソリューションは、"プルーフ・オブ・ヒストリー （PoH）"と呼ばれる斬新なメカニズムを含む、一連の巧妙なテクノロジーを使用しているため他のブロックチェーンとの差別化を図っています。

Proof of Historyとは

ビットコインはPOW、プルーフ・オブ・ワークと呼ばれるコンセンサス・メカニズムを採用しており、マイナーがトランザクションを検証し、新しいBTCを生成します。一方カルダノのような多くの新しい暗号通貨は、POS、プルーフ・オブ・ステークと呼ばれるコンセンサス・メカニズムを使用していて、ネットワーク参加者が自分のトークンを「ステーク」して、トランザクションを検証し、新しく生成されたトークンを得ることができます。

いずれの場合も、ネットワーク内のすべてのコンピューターが、いつ取引が行われたかを含む特定の事実についてコンセンサスを得る必要があります。

そこでソラナは、POSと "プルーフ・オブ・ヒストリー "と呼ばれる新しいメカニズムを組み合わせることによって、従来のレイヤー1の問題解決へ踏み出しました。

SOLANAは、POSに基づいて選択されるノード間のメッセージを時系列で並べる’リーダーノード’を持つことによって全体のノードの負担を引き下げ可能にします。

今までの中央集権的な時間のソースがなくても、ノードは作業負荷の軽減の恩恵を受け、スループットの向上につながるわけです。

つまり、プルーフ・オブ・ヒストリーは仮想の時計を使用してネットワーク上のイベントの履歴記録を作成することにより、スケーラビリティとパフォーマンスを向上させることを目的としているのです。

ソラナ上のプロジェクト

イーサリアムと同様、ソラナはスマートコントラクトと相互作用できるコンピューティングプラットフォームです。スマートコントラクトは、NFT市場やDeFiからゲームに至るまで、幅広いアプリケーションの動力となっています。

それではどういうプロジェクトがソラナにはあるのか見ていきましょう。

ソラナウォレット

Phantom：
PhantomはシンプルでユーザーフレンドリーなSolanaウォレットで、市場で最も人気のあるウォレットです。ブラウザの拡張機能として、またはiOSとAndroid上で動作します。Phantomは非保護で、Ledger Phantomのようなハードウェアウォレットをサポートしており、さらにセキュリティを高めるために生体認証も提供しています。

Solflare：
Solflareは、トークンのスワップ、ステーキング、SOLとSolanaベースのトークンの送信をサポートするもう一つの非保護のウォレットです。デスクトップ、モバイル、またはブラウザの拡張機能として利用できることもあり、Solflareは非常に人気で、そのウォレット経由で70億米ドル以上のステーキングが行われています。

ソラナDeFiプロジェクト

Raydium：ソラナ最大分散型取引所

Tulip Protocol : エコシステムの主要な利回りアグリゲーターの一つ

2023年の終わりには、マルチチェーンプロジェクトを含めSOLANAを統合したプロジェクトでアクティブなデヴェロッパーは毎月2500人から3000人いるとのことでした。

その数はまだまだ増え続けています。

ソラナはどこで買える

ソラナの事を知れば知るほどその可能性を知ることもできます。バブル前に投資しておくべき仮想通貨の記事で紹介した通りSOLANAへの期待は高まる一方です。

現在SOLは、Binance、Coinbase、Kraken、Huobi、KuCoinなどの主要な中央集権型取引所で購入可能です。また、Raydium、SerumなどのSOLANAの分散型取引所（DEX）でも利用可能です。