ビットコインで支払いが可能になるペイメントゲートウェイとは!?
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2024-4-22 3:26
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2024年現在、約6億人近くが暗号通貨(cryptocurrency)を保有しており、多くの人が暗号通貨での支払いを望んでいます。一般企業もこの動向に気づき始め、Web3.0層にもサービスや商品を提供するため、様々な支払い方法を導入し始めていて、そのうちの一つに暗号通貨用のゲートウェイがあります。本記事では、暗号資産での支払いに利用されるCrypto Payment Gatewayとは何か、について解説します。
仮想通貨での支払いのメリット
現金やクレジットカードでの支払いが一般的な現代においても、多くの人が暗号資産での支払いを希望している方が非常に多く、その理由としては以下のようなメリットが挙げられます。
- 匿名性が高く、銀行などの仲介機関を介さずに支払いができるため、ハッキングや個人特定のリスクが低い
- ブロックチェーン技術を活用しているため、高い安全性とデータの信頼性が確保されている
- 仲介機関を介さないため、手数料などの余計な費用がかからない
仮想通貨で支払うためには企業側が暗号通貨用のゲートウェイを導入する必要があり、それもまた分散型金融(DeFi)なのです。
Crypto Payment Gatewayとは?
ゲートウェイ(Gateway)
そもそもゲートウェイとは、ユーザーインターフェースを介して支払いを行うためのシステムのことです。クレジットカード決済やオンライン振込、そしてPaypayなども、このゲートウェイに含まれます。
例えばAmazonも、自社のゲートウェイシステム「Amazon Seller」を導入しています。これを利用することで、個人や企業がオンラインショップをAmazon上に展開できます。顧客が商品を購入する際、クレジットカード情報やアカウント番号などの必要な情報を出店者に送ることで、オンラインで代金の支払いができるようになっています。
私たちが思っている以上に、ゲートウェイシステムは身近なところで活用されています。
Crypto Gateway
Crypto Gatewayとは、暗号資産での"直接"支払いを可能にするゲートウェイシステムのことです。
"直接"というニュアンスが重要です。実際、アメリカやヨーロッパでは暗号資産での支払いが可能な店舗も一部存在しますが、ほとんどの場合、Crypto Payment Gatewayを介さずに支払いが行われています。そのため、上記で紹介したメリットがほとんど得られていない状況です。
デジタル資産での支払いを可能にするために、多くの店舗ではクリプトウォレットと連携した支払いシステムを採用しています。しかしこの場合、支払い時に暗号資産はフィアット通貨(米ドルや日本円など)に事前に換金されてしまうため、暗号資産のメリットが失われてしまうのです。
つまりシステム上で暗号通貨が決済システムに届く前に円に変換されてしまうという問題があります。
一方、Crypto Payment Gatewayを利用すれば、WooCommerceやShopifyなどのEコマースプラットフォームに直接連携することができ、ETHやUSDTなどの暗号資産をそのままの形で支払うことができるのです。このようにして、支払い側のセキュリティと個人情報を守りながら、暗号資産の利点を最大限に活かせます。Crypto Payment Gatewayの導入は、他社との差別化にもつながるでしょう。
有名なCrypto Payment Gatewayとしては、Coinbase、Bitpayなどがあげられます。
暗号資産での支払い方法
基本的に、Crypto Payment Gatewayを通して支払いを行う際は、支払い側がクリプトウォレットをショップ側のGatewayと連携させる必要があります。そして、Gatewayから提供されるアドレスにクリプトウォレットから暗号資産を送金します。
クリプトウォレットはプライベートキーを使って送金を実行するため、受取側はパブリックキーを支払い側に共有する必要があります。
まとめ
Crypto Payment Gatewayを利用することで、支払い側のプライバシーと情報漏えいのリスクを低減できます。また、仲介機関を介さずに支払いが可能なため、手数料などのコストを抑えられるメリットもあります。
導入側にとってもメリットは多数あります。暗号通貨保有者は年々増加しており、いずれは暗号資産での支払いが主流になる可能性もあります。南米のエルサルバドルではビットコインが法廷貨幣として認められており、使用できる店も増えてきています。
早期にブロックチェーン技術に適応することで、顧客層を広げることもできますね。
システム自体は複雑ではなく、プラグインやアプリをダウンロードしてプラットフォームに接続するだけで利用可能です。導入は比較的シンプルと言えるでしょう。