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次のブルマーケットの主役の一つ!?今トレンドのBRC-20トークンとは?

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Takumi

2024-2-5 4:31

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目次

2023年3月、イーサリアムのERC-20トークンをモデルにし、ビットコインネットワークに突如として現れたBRC-20トークンは現在急速に注目を集め、2024‐25年のブルマーケット下で伸びると予測されています。今回はそのBRC-20 トークンとは何か、そして注目すべき仮想通貨について紹介していきます。

BRC-20トークンとは?

BRC-20トークンは冒頭でも紹介した通りイーサリアムのERC-20トークンをモデルにして作られています。

BRC-20トークンは暗号通貨の世界でも稀有な存在で非常に複雑な働きを持っています。BRC-20を理解するためにはまずビットコインの最小単位、satoshiについてからです。

ビットコインには最小単位というものが存在し、それは100万分の1BTC(0.00000001BTC)となります。

そしてBRC-20はそのsatoshiにデータを紐づけることで唯一性を高めています。よく使われる例では、

"「2枚の1ドル札を想像してほしい。どちらも完全に廃れるものだが、シリアルコードがあり、それによって各1ドル札をユニークなものとして識別することができる。しかし、一方のお札にモハメド・アリとジョージ・フォアマンのサインがあれば、それは一種の「ドルNFT」になる。それでも普通のドルとして使うことはできるが、サインがあることでお札の価値は急上昇する。"

つまりBRC-20トークンのコンセプトは、ビットコインがネイティブ・トークンをサポートしていないことに対する解決策として生まれました。

なぜBRC-20トークンは人気を博しているのか

BRC-20トークンは、スマートコントラクトや第三者のプラットフォームに依存することなく、ビットコインブロックチェーン上でトークンを作成し使用できるため人気があります。

BRC-20トークンの主な利点には次のようなものがあります:

  • 世界で最も安全で分散化されたブロックチェーンであるビットコインネットワークと互換性がある
  • ガス料金や複雑なコード実行が不要なため、スマート・コントラクト・ベースのトークンよりも安価で迅速に作成・使用できる
  • Ordinalsのような他のビットコインベースのプロトコルと相互運用が可能であり、ビットコイン上でNFTやDAppsを作成することができる

BRC-20トークンの可能性

BRC-20トークンはまだまだ開発段階で、様々なプロジェクトが実験と失敗を繰り返していますが、やはりビットコインネットワーク上で展開できるという事実はこれからの可能性を一気に広げたと言っても良いでしょう。

いくつか可能性を紹介します。

分散型金融(DeFi)

レイヤー2ブロックチェーンの記事でも紹介したが、ビットコインネットワークはスケーラビリティの問題で、DeFiの実現には程遠く、BTC上のDeFiを開発しているプロジェクトはまだまだ少ないです。

そこでBRC-20トークンは、BTC専用のプロトコルの構築を手助けすることができます。その柔軟性は、分散型取引所やファーミングシステムに適しています。実際Ordinalswallet.comというプラットフォームがすでに存在し、BRC-20トークンとOrdinals NFTのミンティングと取引が可能です。

BRC-20/BTCのペアリングを開発すれば、ビットコインをDeFiシステムとさらに統合し、他のブロックチェーンをビットコインネットワークに橋渡しすることもできるでしょう。

トークン化

ドルのような紙幣を表すステーブルコインのように、BRC-20トークンは金、物流、不動産などの有形資産をトークン化するためにも利用できます。

トークンのプロパティをJSONコードで定義することで、さまざまな資産をトークン化できます。BRC-20トークンが使用する非中央集権的な発行プロセスは、スマート・コントラクトよりも優れており、資産のトークン化のための可能性を大いに秘めています。

注目すべきBRC-20トークン 3選

2024年2月現在でBRC-20トークンの市場価格は3500億円を超えており、ブルマーケット下ではさらに膨れあがることでしょう。

次のブルマーケットで注目すべきBRC-20トークンを5つ紹介します。

ORDI

Ordinalsは最初のBRC-20トークンで、時価総額は2024年2月現在、10億ドルを超えています。BRC-20トークンが高騰する際にはこちらのORDIが先導役ををすると言われているため、大きな注目が集まっています。

一部ではその総供給量から次のビットコインと言われることもあります。

1000 SATS

2番目に大きいBRC-20トークンで、ビットコインの作成者に使用されたペンネーム、サトシ・ナカモトに敬意を表しています。

ミームコインとして次回のブルマーケットでの期待値が高まっています。

MUBI 

マルチビットはBRC20とERC20トークン間のクロスネットワーキングのために作られた独自のブリッジングプラットフォームです。主な目的は、両ネットワーク上のトークン間の流動性とアクセシビリティを高めることです。

BRC-20トークンが人気になるほど、MUBIの使用価値が上がると思われます。

以上がBRC-20トークンについての解説でした。現段階ではBRC-20トークンの全貌についてはまだまだ未知数ですが、その可能性は現在のブロックチェーンに情勢を変えるほど大きく、2024年末から2025年末に来ると思われる仮想通貨のブルマーケットの主役の一つであることは間違いないでしょう。

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