ビットコインの価格高騰：2025年には2500万円⁉

2016年のバブル以来、徐々に認知度が向上しているビットコイン。仮想通貨への投資人口も世界中で増してきており、今後ビットコインへ投資を行う者も増えると見込まれている。

しかしビットコインへの投資にはタイミングが重要である。

2024年にはビットコインの価格と普及を後押しするであろう2つの大きなイベントに注目することを推奨する。

本記事では、これらのイベントとは何か、なぜ重要なのか、2024年に暗号通貨のバブルを引き起こす可能性について説明していく。

ビットコインとは

詳細に飛び込む前に、ビットコインとは何か、どのように機能するのかを簡単におさらいしておこう。

ビットコインは、ブロックチェーンと呼ばれるコンピュータの分散型ネットワーク上で動作するデジタル通貨のことである。ブロックチェーンは、すべての取引を記録し、その有効性と安全性を保証する公開台帳。

ビットコインは、コンピュータのパワーを使って複雑な数学的問題を解く、マイニングと呼ばれるプロセスによって作成され配布される仮想通貨の1種である。新しいブロックをマイニングすることで発生する報酬は一定量のビットコインで、このように新しいビットコインが市場に出回る。

ビットコインについての基本的な理解ができたところで、2024年のビットコインの価格と普及に影響を与える可能性のある2つのイベントを見てみよう。

2024年の注目すべき２大イベント

ETFとしてのビットコイン

ETFとしてのビットコインとは、米国証券取引委員会（SEC）が先物契約ではなく、ビットコインの現在価格を正確に追跡するビットコインETFを承認する可能性を指す。ETF（上場投資信託）は、株式や債券などの有価証券の束を保有する投資ファンドの一種であり、通常の株式のように証券取引所で売買することができる。

ビットコインのETFが認可されれば、暗号通貨を購入、保管、管理することなく、ビットコインを得たいと考える投資家にとって、アクセス性、流動性、正当性が高まることになる。

SECはまだビットコインETFを承認していないが、規制当局とビットコインETFの上場を希望する資産運用会社との話し合いは、重要な技術的な詳細まで進んでおり、SECが近いうちに承認する可能性があることを示している。フィデリティ(アメリカの資産運用会社)はSECと面会し、ビットコインETFのスポット申請について審議した。現在、12のビットコインETF申請が保留中である。ビットコインETFの承認は決して保証されたものではないが、業界の専門家も市場アナリストも、来年1月10日までに承認される可能性は90％と予測している。

SECがビットコインをETFとして承認すれば、暗号通貨市場とビットコイン価格に大きな影響を与えるだろう。より多くの機関投資家や個人投資家を引き付け、ビットコインの需要と普及を高め、価格を押し上げる可能性がある。

ビットコインの半減

ビットコインの半減は約4年ごとに起こるイベントで、新しいブロックをマイニングするための報酬が50％減額される。これにより、市場に流入する新しいビットコインの供給が減少し、ビットコインの価格に影響を与える可能性がある。ビットコインの半減計算機によると、次の半減は2024年4月に起こり、ブロック報酬は6.25BTCから3.125BTCに下がると予想されている。

ビットコインの半減は希少性効果を生み出し、ビットコインのインフレ率を低下させ、時間の経過とともにその価値を高めることができる。また、マイナーは少ないビットコインを奪い合う必要があるため、ネットワークの安全性と効率性を維持するインセンティブにもなる。歴史的に、ビットコインの半減は、市場が新しい需要と供給に適応するために、価格の上昇期間が続いている。

例えば、2012年の最初の半減の後、ビットコインの価格は1年間で8,000％上昇した。2016年の2回目の半減後、ビットコインの価格は18カ月で2,800％上昇した。2020年の3回目の半減後、ビットコイン価格は12カ月で1,000％上昇した。

過去のパターンと現在のトレンドに基づき、多くの専門家やアナリストは、半減がビットコインと暗号市場全般の新たな価格高値のきっかけになると楽観視している。ビットコインは2025年末までに175,000ドル以上に達するとの予測もある。

まとめ

これらの2つのイベントは、仮想通貨の価格と採用に大きなプラスの影響を与える可能性がある。両イベントは2024年に発生すると予想され、仮想通貨市場の持続的な価格上昇期間であるブルマーケットを引き起こす可能性がある。

暗号通貨のブルマーケットは、需要の増加、技術革新、規制のほか、過去のパターンや現在のトレンドによって引き起こされる可能性がある。

今あげた2つのイベント以外にも、ビットコインには限られた供給量しかないため、注目が集まるとそれだけ価格が上昇することになる。

しかし、市場操作や課税、競争など、市場に影響を与えうるリスクや課題もたくさん存在する。したがって、投資家自らリサーチを行い、チャンスとリスクの両方に備える必要がある。